
ドラム式洗濯機の掃除をしているのにホコリが溜まるのはなぜ?原因と対策
2026年08月13日 16:30
「乾燥フィルターは毎回掃除しているのに、なぜかホコリが溜まる…」
「ちゃんとお手入れしているのに、フィルターの奥を見るとホコリだらけ!」
ドラム式洗濯機をこまめに掃除している方ほど、こんな疑問を感じることがあります。
実は、日頃のお手入れをしっかりしていても、ドラム式洗濯機内部へのホコリの蓄積を完全に防ぐことは難しい場合があります。
特に乾燥機能を頻繁に使用する場合、衣類から出る細かな繊維が乾燥フィルターだけでなく、乾燥経路など手の届かない場所にも少しずつ蓄積していきます。
今回は、清掃歴13年以上の「そうじ屋くま」が、掃除をしているのにドラム式洗濯機にホコリが溜まる原因と、できるだけホコリを溜めにくくする対策について分かりやすく解説します。
掃除しているのにホコリが溜まるのはおかしい?
結論からいうと、必ずしもお手入れ不足というわけではありません。
ドラム式洗濯機で乾燥機能を使うと、衣類同士がこすれ合うことで細かな繊維が出ます。
そのホコリの多くは乾燥フィルターでキャッチされますが、すべてを完全に捕まえられるとは限りません。
細かなホコリが、
乾燥フィルターの奥
乾燥経路
ゴムパッキン周辺
ドラム周辺
その他の内部
などに少しずつ蓄積することがあります。
つまり、普段のフィルター掃除は非常に大切ですが、フィルター掃除だけで内部すべてのホコリを除去できるわけではないということです。
原因① 衣類から毎回ホコリが発生する
そもそもドラム式洗濯機のホコリは、どこから来るのでしょうか?
主な原因のひとつが衣類から出る繊維です。
特に、
タオル
バスタオル
毛布
フリース
厚手の衣類
毛羽立ちやすい素材
などを乾燥すると、細かな繊維が発生しやすくなります。
乾燥機能を毎日のように使っていれば、そのたびに新しいホコリが発生します。
そのため、今日フィルターをきれいに掃除しても、次の乾燥運転ではまたホコリが出てきます。
これはある程度、乾燥機能を使ううえでは避けにくいものです。
原因② 乾燥フィルターですべてのホコリを取れるわけではない
乾燥フィルターは、乾燥時に発生するホコリをキャッチする重要な部品です。
しかし、非常に細かな繊維などが内部へ入り込むことがあります。
長期間使用することで、それらが少しずつ乾燥経路などへ付着し、最初は薄かったホコリが徐々に厚くなっていく場合があります。
そのため、
「フィルターは毎回きれいなのに、内部にホコリがある」
という状態が起こることがあります。
原因③ 湿ったホコリが内部に付着する
ドラム式洗濯機内部のホコリは、乾燥したフワフワの状態だけではありません。
水分や湿気などと混ざることで、湿ったホコリの塊になることがあります。
湿ったホコリは内部の壁面などへ付着しやすく、一度付着すると空気の流れだけでは取れにくくなります。
さらにそこへ新しいホコリが付着すると、少しずつ大きな塊になっていくことがあります。
ドラム式洗濯機を分解した際に、フェルトのような厚いホコリが出てくることがあるのはこのためです。
原因④ 乾燥フィルターの奥は自分で掃除しにくい
乾燥フィルター自体は簡単に取り外して掃除できる機種が多いですが、その先にある乾燥経路は簡単には掃除できません。
フィルターを外して奥を見ると、
「ホコリが見えているのに手が届かない!」
ということがあります。
ここで長いブラシなどを使って無理に掃除したくなりますが、注意が必要です。
内部には、
センサー
ファン
配線
その他の部品
などがある場合があります。
ブラシなどを奥へ無理に差し込むと、部品を傷つけたり、逆にホコリを奥へ押し込んだりする可能性があります。
原因⑤ 洗濯物の量が多い
一度に大量の衣類を洗濯・乾燥すると、それだけ多くの繊維が発生する可能性があります。
特に注意したいのが、洗濯容量と乾燥容量の違いです。
ドラム式洗濯機では、
「洗濯12kg・乾燥6kg」
など、洗える量より乾燥できる量のほうが少ない機種があります。
洗濯できるからといって、そのまま同じ量を乾燥させるのが適切とは限りません。
乾燥容量を超えて使用すると、乾燥効率にも影響する可能性があります。
原因⑥ タオル類を頻繁に乾燥している
ドラム式洗濯機で、
「タオルは毎回乾燥までかける」
というご家庭も多いでしょう。
タオルは乾燥機を使うとふんわり仕上がるため便利ですが、繊維やホコリが出やすいもののひとつです。
毎日のように大量のタオルを乾燥している場合、乾燥機能をあまり使わない家庭と比べて、フィルターに溜まるホコリの量が多くなることがあります。
原因⑦ ペットの毛などが衣類に付着している
ペットを飼っているご家庭では、衣類やタオルなどに毛が付着していることがあります。
そのまま洗濯機へ入れると、
ペットの毛
衣類の繊維
ホコリ
などが一緒に洗濯機内部へ入ります。
ゴムパッキンやフィルター周辺にも毛が溜まりやすくなるため、こまめな確認がおすすめです。
「毎回フィルター掃除しているから大丈夫」とは限らない
乾燥フィルターを毎回掃除することは、とても良いお手入れです。
しかし、それだけで洗濯機内部のすべてのホコリを防げるわけではありません。
例えば、
乾燥フィルター
↓
フィルターの奥
↓
乾燥経路
↓
内部の各部
というように、乾燥時の空気は洗濯機内部を循環します。
そのため、手前のフィルターだけでなく、その先の経路にも少しずつホコリが蓄積する可能性があります。
ホコリが溜まるとどうなる?
少量のホコリがあるだけで、すぐに問題が起きるわけではありません。
しかし、大量に蓄積すると乾燥時の空気の流れなどに影響する可能性があります。
乾燥時間が長くなる
乾燥経路にホコリが蓄積して空気が通りにくくなると、乾燥効率が低下する場合があります。
「購入した頃より乾燥に時間がかかる」
という場合は、内部のホコリも原因のひとつとして考えられます。
洗濯物が乾ききらない
乾燥運転が終わったのに、
タオルが湿っている
厚手の衣類が乾いていない
全体的に少し湿っている
という症状が出る場合があります。
もちろん洗濯物の量や機械部分の状態など、ホコリ以外の原因も考えられます。
追加乾燥が増える
一度で乾かなくなると、追加で乾燥運転を行うことになります。
その結果、洗濯にかかる時間がさらに長くなります。
乾燥運転の時間が延びれば、消費電力量が増える可能性もあります。
ホコリを溜めにくくする7つの対策
内部のホコリを完全になくすことは難しいですが、日頃のお手入れで蓄積を抑えることはできます。
① 乾燥フィルターをこまめに掃除する
基本中の基本です。
メーカー指定の頻度でフィルターのホコリを取り除きましょう。
乾燥機能を頻繁に使用する場合は、特に重要です。
② フィルター周辺も確認する
フィルターだけでなく、取り付け部分などにホコリが付着していないか確認しましょう。
ただし、奥までブラシや棒を入れるのは避けてください。
③ ゴムパッキンのホコリを取る
ゴムパッキンの溝には、
ホコリ
髪の毛
糸くず
ペットの毛
などが溜まりやすくなります。
洗濯後に目立つホコリがあれば取り除き、水分も拭いておくとよいでしょう。
④ 洗濯物を詰め込みすぎない
取扱説明書で洗濯容量・乾燥容量を確認し、適切な量で使用しましょう。
特に乾燥容量は洗濯容量より少ない機種が多いため注意が必要です。
⑤ 衣類に大量の毛やゴミが付いていたら事前に取る
ペットの毛などが大量に付いている場合は、洗濯する前にできる範囲で取り除いておくのもひとつの方法です。
また、ポケットにティッシュなどが入っていないかも確認しましょう。
⑥ 排水フィルターも定期的に掃除する
ドラム式洗濯機には、乾燥フィルターだけでなく排水フィルターもあります。
排水フィルターには、
糸くず
髪の毛
ホコリ
紙くず
異物
などが溜まります。
メーカー指定の方法・頻度でお手入れしましょう。
⑦ 定期的に洗濯機の状態を確認する
大切なのは「何年経ったから掃除する」ということだけではありません。
普段の状態と比べて、
乾燥時間が長くなっていないか
乾燥後に湿っていないか
フィルターの奥に大量のホコリが見えないか
嫌な臭いがしないか
などを確認しておきましょう。
いつもとの違いが、内部汚れに気づくサインになることがあります。
乾燥フィルターの奥を掃除機で吸ってもいい?
機種によっては、メーカーが掃除機を使ったお手入れ方法を案内している場合があります。
その場合は取扱説明書の方法に従ってください。
ただし、
「ホコリが見えるから掃除機のノズルを奥まで突っ込む」
という使い方は避けたほうが安心です。
ノズルで内部部品を傷つけたり、ホコリを別の場所へ押し込んだりする可能性があります。
長いブラシで乾燥経路を掃除するのは?
インターネットでは、細長いブラシなどを使って乾燥経路を掃除する方法を見かけることがあります。
しかし、機種によって内部構造は異なります。
ブラシを奥まで入れることで、
内部部品を傷つける
センサーなどに触れる
ホコリを奥へ押し込む
ブラシが抜けなくなる
などのトラブルにつながる可能性があります。
取扱説明書で案内されている範囲を超えた掃除はおすすめしません。
槽洗浄をすれば乾燥経路のホコリも取れる?
ここもよくある勘違いです。
槽洗浄は、洗濯槽を清潔に保つためには大切なお手入れです。
しかし、槽洗浄を行ったからといって、乾燥経路などに物理的に詰まったホコリがすべて取れるとは限りません。
洗濯槽のお手入れと、乾燥経路のホコリ対策は分けて考えたほうがよいでしょう。
こんな状態なら内部クリーニングを検討
普段からフィルター掃除をしていても、
乾燥時間が以前より長い
洗濯物が乾ききらない
追加乾燥することが増えた
フィルターの奥に大量のホコリが見える
自分で掃除できる場所をきれいにしても改善しない
数年間、内部クリーニングをしていない
という場合は、プロによる内部クリーニングを検討してみてもよいでしょう。
普段のお手入れでは届かない乾燥経路などに、ホコリが蓄積している可能性があります。
ただし、乾燥不良=ホコリとは限らない
「乾燥時間が長いから、絶対にホコリが原因」
というわけではありません。
乾燥性能が低下する原因には、
乾燥経路のホコリ
フィルターの詰まり
洗濯物の量
使用環境
センサー
ファン
ヒートポンプなどの乾燥機構
機械部分の経年劣化
などがあります。
そのため、クリーニングをすれば必ず乾燥時間が改善するとは限りません。
エラー・異音・水漏れなど明らかな不具合がある場合は、メーカーや修理業者への相談も検討してください。
そうじ屋くまのドラム式洗濯機クリーニング
「そうじ屋くま」では、普段のお手入れでは届きにくいドラム式洗濯機内部のクリーニングを行っています。
基本的にドラム本体は取り外さず、必要な部品を分解して、内部に蓄積したホコリや汚れを専用の洗浄機で高圧洗浄します。
特に、乾燥フィルターを掃除しているのに乾燥時間が長くなってきたという場合は、内部にホコリが蓄積している可能性があります。
清掃歴13年以上の代表本人が、一台一台丁寧に作業いたします。
料金
ドラム式洗濯機クリーニング:25,800円(税込)
排水口クリーニング:+3,000円
排水ホースクリーニング:+3,000円
洗濯パン:+3,000円
防カビ施工:+3,000円
作業時間は約2.5〜3.5時間が目安です。
対応メーカー・機種には条件がありますので、ご依頼前にメーカー名・型番をご確認ください。
まとめ|こまめに掃除していても内部のホコリは少しずつ溜まる
ドラム式洗濯機は、日頃からきちんと掃除していても内部にホコリが蓄積することがあります。
これは必ずしも掃除不足ではありません。
乾燥運転をするたびに衣類から新しい繊維が発生し、その一部がフィルターの先にある乾燥経路などへ少しずつ入り込むためです。
大切なのは、
乾燥フィルターをこまめに掃除する
ゴムパッキンのホコリを取り除く
排水フィルターも定期的に確認する
洗濯物を詰め込みすぎない
大量のペットの毛などは洗濯前に取り除く
メーカー指定のお手入れを続ける
乾燥時間など普段との変化をチェックする
ことです。
そして、フィルターをきれいにしているのに乾燥時間が長い、奥に大量のホコリが見えるという場合は、普段のお手入れでは届かない内部にホコリが蓄積している可能性があります。
無理にブラシなどを差し込んだり、自分で分解したりせず、必要に応じてプロによる内部クリーニングを検討してみましょう。
掃除しているのにホコリが気になる方へ
「毎回フィルターを掃除しているのに乾燥時間が長い」
「フィルターの奥にホコリが見える」
「一度、内部までしっかりきれいにしたい」
そんなときは、「そうじ屋くま」までお気軽にご相談ください。
ドラム式洗濯機クリーニングの料金・作業内容など、詳しくはこちらをご覧ください。
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ドラム式洗濯機を快適に長く使うためには、普段のお手入れが大切です。
ゴムパッキンや排水フィルターの掃除から、ホコリ・カビ・臭い対策まで、気になる症状に合わせてこちらの記事も参考にしてください。
普段のお手入れでは届かない内部のホコリや汚れが気になる場合は、プロによるクリーニングもご検討ください。
