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お掃除機能付きエアコンの落とし穴:その実態と正しい使い方

お掃除機能付きエアコンの落とし穴:その実態と正しい使い方

2025年01月08日 18:08

お掃除機能付きエアコンの誤解

「お掃除機能付きエアコンなら、掃除の手間がいらない!」そう考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にはこの機能に頼り切ることで、かえってエアコンの性能が低下したり、空気が汚れる原因となることがあります。今回は、お掃除機能付きエアコンの落とし穴と、その正しい活用方法についてご紹介します。



お掃除機能の仕組みを正しく理解する

お掃除機能付きエアコンは、フィルターに付いたホコリを自動で除去し、ダストボックスに集める仕組みを持っています。このため、フィルター掃除の頻度が減るのは確かです。しかし、以下の点には注意が必要です。


  1. 内部の汚れには対応していない
    お掃除機能はフィルターのみが対象であり、熱交換器やファン、ドレンパンといった内部の汚れはそのまま放置されます。

  2. ダストボックスの定期清掃が必要
    ダストボックスが満杯になると、ホコリがエアコン内部に戻り、故障や性能低下の原因となります。

  3. 完全なメンテナンスではない
    お掃除機能で取り切れない細かいホコリやカビは、空気の質を悪化させる要因となります。


お掃除機能付きエアコンのよくある誤解

  1. 「プロのクリーニングは不要」
    お掃除機能が付いているからといって、内部クリーニングが不要になるわけではありません。実際、エアコン内部には見えない汚れやカビが蓄積しやすく、それらを取り除くには専門的なクリーニングが必要です。

  2. 「エアコンの寿命が延びる」
    お掃除機能はエアコンの寿命を直接延ばすわけではありません。むしろ、定期的なメンテナンスを怠ると性能が低下し、結果的に寿命を縮めることになります。

  3. 「全ての汚れが除去される」
    お掃除機能で取り除けるのはあくまでフィルター表面のホコリのみ。内部の深い汚れや微細な粒子は除去されません。



お掃除機能を最大限に活かす方法

  1. ダストボックスの定期清掃を忘れない
    ダストボックスは少なくとも1カ月に1度はチェックし、ホコリを取り除きましょう。

  2. 送風運転で内部を乾燥させる
    エアコン使用後は送風運転を行い、内部の湿気を飛ばしてカビの発生を防ぎます。

  3. プロのクリーニングを活用する
    1〜2年に1度はプロのクリーニングを依頼し、エアコン内部の汚れを徹底的に除去しましょう。

  4. フィルターの状態を定期的にチェック
    お掃除機能が正常に動作しているか確認し、必要に応じて手動でフィルターを洗浄します。



プロクリーニングの重要性

お掃除機能付きエアコンを長く使うためには、プロによるクリーニングが欠かせません。内部の熱交換器やファンに蓄積した汚れを取り除くことで、エアコンの効率を保ち、電気代の節約や空気の質向上につながります。

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まとめ:賢くお掃除機能を使いこなそう!


お掃除機能付きエアコンは便利ですが、それだけに頼りすぎると見えない汚れが蓄積し、快適な空間を損なうリスクがあります。正しい知識とメンテナンスを組み合わせることで、エアコンの性能を最大限に引き出し、清潔で快適な空気環境を保ちましょう!